カフェと喫茶店の違い
カフェと喫茶店の違い?え?同じじゃないの?
実際これらを区別している人なんて、あまりいないでしょう。
実は大きな違いがあって、カフェはコーヒーだけではなく、お酒類も提供しますが、喫茶店はアルコールは無し。
とはいえ、昔は喫茶店といえどお酒を出すところもあったので、まったくお酒を扱わない純粋な喫茶店を「純喫茶」などと区別していました。いまでも時々「純喫茶」という看板を見かけますが、これはそのときの名残です。
ちなみに、お酒を提供するかどうかというのは、法律上でも別れます。
「喫茶店営業許可」ではお酒が提供できないのに対し、「飲食店営業許可」の場合はお酒も提供できます。つまり、カフェは飲食店といったくくりになりますね。
日本初の喫茶店
日本で最初にできた「喫茶店」は、明治21年に上野にオープンした「可否茶館」(かひさかん)です。
コーヒーの他にも軽食、洋酒等も提供していたこの店では、雑誌やトランプはもちろん、ビリヤードやクリケットができる運動施設、更衣室やシャワー室もあり(もはや喫茶店だかなんだかわからない状態ですね)当時の日本人には馴染みがなく赤字経営が続いたため、4年後には閉店してしまいました。
ちなみに、日本初の喫茶店「可否茶館」があったのは現在の「台東区上野1-1-10」という住所にあたり、そこには「日最初の喫茶店 可否茶館 跡地」の石碑が建っています。興味のある方は一度行ってみてはいかがでしょうか。