BAR(バー)の始まり
BAR(バー)の始まりは、アメリカの西部開拓時代。西暦1800年前後に生まれました。当時の酒場では、酒を樽から量り売りしており、酔っ払うと勝手に樽から酒を飲む客がいたため、区切りを設けるために横木(bar)を設置したのが由来だと言われています。
また、当時の酒場には必ず入口に馬を繋いでおくための横木(bar)があったからだとも言われています。
日本初のBAR(バー)
日本で最初にできたbarは、浅草の雷門のそばにある「神谷バー」です。明治13年、「みかはや銘酒店」としてオープンし、2014年現在、134年の歴史があります。
名前こそ「バー」ですが、カウンター席はなく、広いホールにたくさんのテーブル席が並んでいます。「神谷バー」と言えば「電気ブラン」ですが、現在でも260円という安い価格で販売されています。(発売当初は7銭)
ちなみに、「電気ブラン」とはいっても電気を使っているとかそういったことは全く無く、「電気」は当時の文明開化の象徴であり、何でも「電氣○○」と名付ければ、最先端をいくハイカラなイメージだったこと、更に、アルコールスが45度と高く、口に入れるとしびれるようだといった理由から命名さられたとされています。この「デンキブラン」は一世を風靡し、「太宰治」等たくさんの著名人に愛され、数多くの文学作品に登場しました。